当院について

私たちの歯科医院は　小松島の住宅街の奥にあります。旧市街の一方通行路でとても静かなエリアです。
それぞれの家の緑が豊かで朝夕に散歩の飼い犬や野良猫がのんびり行きかいます。わかりにくい立地で開業していますが、先々代から支持して下さる患者さんのおかげで忙しくさせていただいてます。そういう祖父の代から通って下さる方々の信頼に応えることが　自分たちの最大の使命と考えて努力してきました。

若い頃は　口の中の治療に意識が集中して院長ともよくぶつかりましたが、ふと50歳になってみると、いつの間にか患者さんにはすべての方にはその人なりの希望があってそれを支えながら助言や提案をするようになっていました。病気の状況が同じでも最善の治療とは患者さんごとに違います。そういう意味で人に優しい医療を通じて、笑顔や幸せを支えるのが私たちの責任だと思います。

口の健康や、美しさなどへの関心が高い方でも、自分にどの様な選択肢があるのか十分ご存知ではないです。我々歯科医師側の責任もあるのでしょう。今かぶせるのか詰めるのか銀色か白い歯かということだけでは不十分です。5年10年先、自分の老後までｲﾒｰｼﾞして口元をどう保つのか患者さんそれぞれの目指すところを共に見つけていく過程が大切だと思います。医学の進歩にあった先進医療も提供出来るよう研鑽しているからこそ私たちは多くの選択肢を提供出来ます。

初めて来られた方の場合は、全体を診断して治療計画の方向性をｲﾒｰｼﾞしながらもまず今気になっているところを治します。その過程で、本人の健康意識や個性などを知り、ｱﾄﾞﾊﾞｲｽをしながらご自身と私たちが今後の展望を一緒に見つける事が大切だと考えます。場合によっては現状維持を選択することもあります。

今この時に選ぶこととして「積極的に介入する」「原因除去する」「機能回復する」「美しくする」「現状保存する」「症状をとる」「軽処置で経過を見る」「特に何もしなくてよい」

これからのこととして「治療」あるいはその後に「健康維持管理」と「積極的な予防」どこでﾊﾞﾗﾝｽをとるのか患者さんごとの事情に即した提案をいたします。一般の方は我々のように口のことばかり考えて生活しているわけではないですからその時なりに患者さんにとってより良い選択をし、さらに健康管理をお手伝いする過程で、分かれ道が来れば新たな選択肢を探せると信じてます。

私たち医院スタッフも患者さんと同じようにそれぞれの生き方があり、自分なりの人生をたどっています。
医院とそこで働く私たちにの間にも幸せな出会いがありました。　医院を訪れる方々と私たちの縁も良い出会いであることを願ってやみません。